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播磨 みどり " 外傷−内傷 " Midori HARIMA

ゴースト&コブラ

トロフィー(雌鹿)

トロフィー(バンビ)

開催日時
Gallery Jin Projects
2008 年2月29日(金)〜3月16日(日)
12:00〜19:00(最終日は17:00まで)
月・火休廊
オープニングレセプション:初日18:00〜20:00

Gallery Jin Projects
" Wound : internal/external "
February 29 (fri.) ~ March 16 (sun.), 2008
Hours : 12:00 - 19:00 ( Last day : till 17:00 )
Closed on Mondays and Tuesdays
Opening Reception : February 29 (fri.)18:00 - 20:00
展覧会について

 NY在住作家・播磨みどりの国内では2年振りとなる個展。
 Gallery Jin Projectsでは立体やドローイングを、
Gallery Jin Annexではコヨーテのインスタレーションを
発表します。テーマの異なる2会場での同時期開催に、どう
ぞご期待ください。

※Gallery Jin主催の、二会場での同時期開催となりますが、
最終日が異なりますのでご注意ください。

“外傷−内傷 ” Gallery Jin Projects での展示について:
 ガーゼを立体的に形成したオブジェの中にコピーの立体を入
れた二重構造の立体。コピーのインクを表面に転写した平面と
立体。紙の表面を引っかいて描かれたドローイングなどを展示
予定。


〈コンセプト〉
 形の生成には大きく分けて2つの力が関与している。一つは
外側からの力。もう一つは内側からの力。そのふたつの力は相
互に関与し、影響を与え合って入れ替わり、拮抗しながらある
地点で形となって現れる。
 世界を理解しようとする方法には大きく分けて二通りある。
一つは世界を私に引き寄せる方法。もうひとつは私が世界に歩
み寄る方法。前者は世界を統合するレイヤーが自分に近い側に
あり、受動的な身体に対して世界が引き寄せられる。後者はそ
れが世界の側に存在する為、いつかのレイヤーを通り抜けるこ
とでそれらを統合しながら身体を能動的に移動させる必要があ
る。

 外側から形成された世界−内側から形成された世界
 引き寄せられた世界−歩み寄られた世界
 それはあらゆる過程の前後で複雑に絡まりあい、単純に切り
離すことができない。

 その動機にその表れとは全く反対のものを持っていたり、結
果としてそれとは反対の要素を誘発する等、両義的で矛盾した
予測不可能なものでありながらも、ある地点で一時的に統合さ
れることで目に見える形となる。その流動的な緊張関係によっ
て、外側と内側、こちら側とむこう側を一時的にある一点で統
合するレイヤーは常にその位置をずらし、形を、その機能自体
を変えながら世界は複雑に形成−理解され続ける。
 世界をどのように理解しようとするのかという態度と方法は、
最終的に主体のマインドセットに依っている。


 歩いていく「厚み」を持たない世界を物理的な次元で変える
のではなく、そこへある能動性をもって歩いていくことは可能
であるか。その為にはそこに歩いていけるだけの奥行きを持た
せなければならない。そうする時に、その動機とそれがどのよ
うな力によってなされるのかを注意深く検証してみる。外と内
の相互関与。そのふり幅から、薄い表面を引き伸ばすことがで
きるかどうかやってみる。

無題(ポートレイト2)
無題(ポートレイト1)

ドローイング

展示風景



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