 |
展示風景
|
 |
展示風景
|
 | ノーバッテリー
2010年
和紙、ジェッソ、アクリル、油彩、パネル
181.8 × 227.3 cm
|

|
|
 |
表裏一体 (2点組)
2010年
鉛筆、TMKポスター紙、パネル
各60.6 × 50.0 cm
|
|
→作家紹介
Gallery Artist |
|
|
開催日時
2011 年4月13日(水)〜30日(土)
12:00〜19:00(最終日は17:00まで)
月・火曜日休廊
展覧会について
藤森詔子は、1986年に北海道に生まれました。2011年3月に東京芸術大学美術学部絵画科油画専攻卒業予定。2010年に群馬青年ビエンナーレで入選を果たす等、注目の若手作家です。
「経験や感情が生物の肉体に投影された姿を描きたい」。藤森が描く生物の体表は、時に著しく損傷・変色し、あるいはキメラのように動植物に浸食されています。しかし、それらは死のイメージや幻想的な空気とは容易には結びつきません。むしろそこで喚起されるのは、見る者自身の、不完全で唯一無二の体に対するシンパシーであり、他者であったはずの生物は、私たちの生身の体との距離を一気に詰めてくるのです。
Gallery Jinでの初個展となる本展では、絵画作品を中心に約10点を展示予定です。
〈作家コメント〉
情念からくる心の声・願望を、肉体的ディテールを使用して表現してきた。理屈と感情の誤差や不条理。理論的観点だけでは解決し切れないもどかしい想いを、心情的観点に重きをおいて作品制作を続けている。
生きていく為に人と関わり、関係のあり方を模索することは、“生”を考えることだ。他人との交流無しに生きていこうとしてもそれは不可能で、そこに正/負どちらの感情が芽生えたかは問題ではなく、精神力も体力も必要としながら、それでもなお他人と関わって生活をしていかなければいけない。
身体ディテール・皮膚表情、造形美へのフェティシズム、女性特有のねっとりとした未練、それから滲み出る女性的エロスなど、“性”にも重点を置いている。現在は、この2つの“セイ”が大きなキーワードになっているように思う。
|