 | 展示風景
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棲処-sumika-1,2,3,4
2012年
木製パネル、和紙、アクリルガッシュ
各56.0×175.0 cm
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棲処-sumika-2
2012年
木製パネル、和紙、アクリルガッシュ
56.0×175.0 cm
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ひとりじゃなかった 5
2012年
木製パネル、和紙、アクリルガッシュ
14.0×18.0 cm
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ひとりじゃなかった 3
2012年
木製パネル、和紙、アクリルガッシュ
14.0×18.0 cm
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Ai / there
2012年
木製パネル、和紙、アクリルガッシュ
27.3×22.0 cm
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→作家紹介
Gallery Artist |
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開催日時
2012 年10月17日(水)〜11月10日(土)
12:00〜19:00
月・火曜日休廊
展覧会について
マリアーネ(松尾真郁子)は1982年ブラジル・サンパウロに生まれ、幼少期の数年間をシンガポールで過ごしました。2003年に京都嵯峨芸術大学短期大学部イラストレーション専攻を卒業。2010年 の群馬青年ビエンナーレでは、「恐るべき超絶技巧でありながら、おおらかな画面になっている」と評され、奨励賞を受賞しました。
マリアーネの繊細な筆致によって明るい彩色を施された生き物たちは、動物か植物か判然としない奇妙な姿で現れます。それらは、深海、あるいは熱帯に生きる動植物を思わせ、艶めかしい媚態に感じられる一方で、どこか暢気な空気を醸しだし、ふてぶてしい表情さえ感じさせます。マリアーネの制作は、現れては去っていく身体感覚をとらえ、生きることの根源的なエネルギーを表出したいという希求に基づいています。不可思議な姿をした生き物は、彼女が手繰る無数の生のイメージの一つと言えるでしょう。
Gallery Jin での2回目の個展となる本展では、棲処 -sumika-と題し、和紙にアクリルガッシュで描いた新作約12点を展示いたします。
作家コメント:
「制作中の作品を前にして 4年前に友人がくれた言葉「すみか」が浮かんだ
イキモノにとって安全な場所は存在するのだろうか
私たちのすみかとは いったい何だろう
私の前に現れるイキモノたちは今もあのころと変わらず
ここが生き残る場所だと強く伝えてくる
美しい声で歌えないから
こんな艶やかな色をして
あなたが訪れるとき
私の姿はもうそこにないかもしれない
ただどこへ向かい 姿が変わろうとも
私の中にあなたの棲処がある
いつでも会える」
(mariane)
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